2010年10月18 - 29日、名古屋にて開催されました生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)に合わせて、NOWPAP特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センターを管轄している環日本海環境協力センター(NPEC)が、2010年10月16日に富山にて環日本海海洋生物多様性フォーラムを開催しました。 富山県とNPECが主催するこのフォーラムは、海の生物と海洋環境について考える趣旨のもとCBD-COP10のサイドイベントのひとつとして開催され、UNEP海洋・沿岸生態系部門(UNEP/MCEB)、南太平洋地域環境計画、国連開発計画黄海大規模海洋生態系プロジェクト(YSLME)、国内外の専門家と、名古屋大学の留学生や地元の人たちが参加しました。 このフォーラムの開催にあたり、NOWPAPは会議次第や海外発表者の招待などに関する助言を行い、また、2007年から実施しているNOWPAP地域の海洋生物多様性についての活動を紹介する発表も行いました。
さらに、2010年10月19日には、UNEP地域海本部(RSP)が開催するCBD-COP10サイドイベントに地域海行動計画のひとつとして参加しました。 UNEPはこのイベントで、地域海本部が海洋条約や地域海行動計画の事務局と協力して作成した地球規模における海洋生物多様性評価をまとめた “グローバル・アウトルック(世界的な予測に関する報告書)”を発表しました。これには、NOWPAPも、世界の他の17地域と共に、情報と分析結果を提供しています。イベントは、UNEP地域海本部とNOWPAP RCU職員の協力の元、多くの参加者にご参加いただきました。 また、RCUはその他のUNEPのサイドイベントの報道発表の翻訳にも協力しました。CBD-COP10期間中に設けられたUNEPのブースでは、NOWPAP RCUの職員が常駐し、生物多様性に関連するUNEPやNOWPAPを含む地域海行動計画の出版物などの展示・配布を行い、毎日多くの方々にお立寄りいただきました。