UNEP本部の支援により、NOWPAPは2009年9月17日に富山で海洋・海岸の生物多様性に関するブレインストーミングワークショップを成功裏に行いました。ワークショップにはNOWPAP参加4カ国の専門家や、NOWPAPパートナー(COBSEA、PICES、YSLME)の代表者、そしてAPN(アジア太平洋地球変動研究ネットワーク)、CoML(海洋生物調査)、HELCOM(ヘルシンキ委員会)、IUCN(国際自然保護連合)、UNU-IAS(国連大学-高度研究施設)、OBIS(大洋生物地理情報システム)、WWFジャパンなどの国際機関やプロジェクトから、多くの参加者が集まりました。
NOWPAP地域の生物多様性(BD)保全に関する考えられるいくつかのプロジェクトの内、2009年12月に開催されますNOWPAP政府間会合における検討と承認に向け、以下の事項が提言されました:
• NOWPAP地域のBDの現状調査
• 海洋・沿岸生態系についての気候変動の影響とその他の要因の調査
• 従来の生息地を考慮した海洋保護区(MPAs)のネットワーク設立
• 海洋侵入生物種に対処する地域的な対策計画の構築
このブレインストーミングワークショップの前日9月16日には、NPEC主催の第1回北西太平洋地域における海洋生物多様性に関するワークショップが開催され、地域の現状と、生物多様性保全に関連したNOWPAP参加国の活動計画についての概要が紹介説明されています。