2013年3月13-14日、NOWPAPとNEASPEC (北東アジア地域環境プログラム)は、北西太平洋地域における海洋生物多様性保全と海洋保護区に関するワークショップを富山にて合同開催しました。
このワークショップには、NOWPAPとNEASPECの加盟国である中国、日本、韓国、ロシアから派遣された担当者や専門家に加え、HELCOM (ヘルシンキ委員会)、PICES (北太平洋海洋科学機関)、IOC WESTPAC (ユネスコ政府間海洋学委員会/ 西太平洋地域事務所)といった国際機関の代表も参加しました。
初日には、海洋生物多様性保全のための海洋環境評価についての情報の共有、加盟国内の海洋保護区(MPAs) の現状に重点が置かれました。二日目は、NEASPECの専門家から海洋保護区の最新情報についての発表の後、実現可能な運営方法を含めたMPAネットワークについての議論が行われました。
このワークショップでは、地域の海洋生物多様性を守るという共通の目標に向けて、NOWPAPとNEASPECが各々のプロジェクトの企画と実施に関して協力していくことに加え、YSLME (黄海大生態系プロジェクト)、PEMSEA (東アジア海域環境管理パートナーシップ)、WWF (世界自然保護基金)などの国際機関とも連携することに合意しました。