10 Dec 2013 Story Oceans & seas

第18回NOWPAP政府間会合が富山で開催

2013年12月4-6日、第18回NOWPAP政府間会合が富山で開催されました。NOWPAP加盟国(中国、日本、韓国、ロシア)各国の代表に加え、各NOWPAP地域活動センターの所長、国連環境計画(UNEP)本部、NOWPAPのパートナー機関であるPICES(北太平洋海洋科学機構)、YSLME(黄海大生態系プロジェクト)の代表が出席しました。会合では過去2ヵ年のNOWPAP事業計画の進捗が発表され、2014-2015年の2ヵ年の事業計画と予算が検討されました。会合では、NOWPAP信託基金に対する韓国の2014年度からの増加分を反映した次期2ヵ年のNOWPAP信託基金への各国の拠出額が合意された他、NOWPAPがオブザーバーとして国際海事機関(IMO)の会合に出席する協力協定が承認されました。また、海洋ごみに関する活動(RAP MALI)や、来年のNOWPAP20周年記念シンポジウムの開催も承認されましたが、いくつかの重要事項については合意に至らず、引き続き参加国は文書でのやりとりを行い、2014年6月までに韓国で追加の政府間会合を開催する予定となりました。次回の通常会合は2014年ロシアで開催されます。 第18回NOWPAP政府間会合の富山での開催に併せて、富山県と環日本海環境協力センター(NPEC)は環境国際協力シンポジウムを開き、UNEPとNOWPAPの代表は、海洋に関するグローバルイニシィアチブやUNEP地域海行動計画の枠組みの中でのNOWPAPの活動について講演を行いました。