第14回NOWPAP政府間会合にて、生態系、地域、生息地、主要な種レベルにおいての脅威、圧力、影響、傾向を取り上げるべく、NOWPAP地域内の海洋・沿岸の生物多様性の実態を評価する事業を展開することが決定されました。
実行にあたり、NOWPAP RCUは地域活動センターと共に現在、準備に取り組んでいます。第一段階としてNOWPAPは、UNEP主導による海洋・沿岸の生物多様性についての世界的概況に参加し、地域情報の提供を行います。また、UNEPの援助により国際評価に反映させるための地域データや情報を収集し、集約するためのコンサルタント契約が結ばれる予定です。この世界的概況は、2010年10月に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)にて発表されることになっています。同時に、NOWPAP RCUは、上記の生物多様性問題についての地域レポートを作成するためNOWPAP各国の専門家も関与する長期の生物多様性評価の提案を準備しています。現在、事業企画書の作成中で、事業資金と共に適任の専門家や事業提議者も選定中です。
生物多様性の評価活動の結果は、今年末に開催予定の第15回NOWPAP政府間会合で報告されます。