2012年9月17日~19日に、タイのバンコクで国連の通常評価プロセスに寄与するための「世界海洋評価(WOA)に関する、地域的科学・技術能力育成ワークショップ」が開催されました。このワークショップは国連環境計画(UNEP)、政府間海洋学委員会/西太平洋海域共同調査(IOC WESTPAC)、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)の助成を受け、東アジア海洋調整機関(COBSEA)、 NOWPAP、 IOC WESTPAC、国連環境計画GRID Arendalが共催したものです。国連通常評価プロセスの専門家グループに属する4人と各共催機関の代表らと共に、NOWPAP加盟国の4カ国を含む12の東アジア、東南アジア諸国から55人の専門家がワークショップに参加しました。ワークショップの手法はオーストラリアの経験に基づき、南シナ海の統合的評価に焦点をあてたものでした。今回のワークショップで行われた試験的評価と会議前の事前評価によって、オーストラリアの評価方法に生息地、生物種/生物種群、脅威といったパラメーターに適切な修正を加えれば、他の国や地域における統合的評価にも応用できることが確認されました。