2008年5月から6月に、NOWPAPの3つの地域活動センター(DINRAC、MERRAC、POMRAC)はそれぞれ代表者会議を開催しました(CEARACは3月に開催)。4つすべてのNOWPAP地域活動センター(RAC)はそれぞれのプロジェクトの進捗状況の検討と、2008年から2009年の2年間における新規事業について合意をしました。 通常の業務に加え、NOWPAP RACは以下の活動を実施します。
・ クリアリング・ハウスとして地域の海洋環境関連データや情報を提供するために、NOWPAP参加国間のインターネット通信システムを強化する。
・ NOWPAP参加国での有害藻類(HAB)についてのケーススタディを実施し、HABの総合的なホームページを構築するとともに、沿岸の富栄養化を評価するための手順を開発し、第2回リモートセンシングデータ解析研修コースを実施する。
・ 2008年に中国・青島で第2回NOWPAP合同油流出訓練を実施し、さらにハベイ・スピリット号での油流出除去(2007年韓国で起きた)の経験を共有するため地域ワークショップを開催する。
・ 危険有害物質(HNS)を既存のNOWPAP油流出緊急時計画に統合し、HNS対応ガイドライン、訓練用マニュアルやデータベースを作成する。
・ すべてのNOWPAP RACと統合沿岸河川域管理(ICARM)に関連する活動を実施し、PEMSEAなどのパートナーと協力し、2009年東アジア海会議でワークショップを開催する。
・ NOWPAP 海洋ごみ地域行動計画(RAP MALI)を実施する。