27 Dec 2006 Story Oceans & seas

第11回NOWPAP政府間会合を開催(2006年12月20‐21日、モスクワ)

第11回NOWPAP政府間会合が2006年12月20‐21日にモスクワ(ロシア)で開催されました。NOWPAP参加国の代表者に加え、オブザーバーとしてUNEP東アジア地域海行動計画(EAS/RCU)、UNDP/GEF黄海大規模生態系研究計画(YSLME)の代表者が本会議に出席しました。UNEP事務局長からのNOWPAP活動の実施報告、4つの地域活動センター(RAC)の活動報告、NOWPAP地域調整部(RCU)、CEARAC・MERRAC・POMRACのフォーカルポイントミーティングに関する委任事項の改定案がそれぞれ承認されました。NOWPAP活動のより効率的かつ効果的な遂行を図るため、2007年に各RACの実績を評価することになりました。参加国間、また関係機関との情報交換を促進するため、データ・情報共有に関するNOWPAP一般指針が採択され、NOWPAP信託基金の総額ならびに各国からの拠出金の増額の必要性を確認した上で、次回の政府間会合にてこの課題を再度協議することが決定されました。また各国は、北西太平洋海域の海洋・沿岸環境に影響を及ぼす陸上起因の残留性毒性物質に焦点を当てた世界環境基金(GEF)によるプロジェクト概念への支持を再確認しました。更に、地域内の関係機関、計画、プロジェクトとの協力・連携を積極的に進めていくことで合意しました。 次回の政府間会合は2007年に中国で開催されることが合意されました。