23 May 2019 Story

廃棄物管理に関する大阪国際会議の結果について-官民連携による環境技術

日時:2019年5月21日(火)~23日(木)

場所:鶴見ノ森 迎賓館及びヒルトン大阪(大阪市)

主催:国連環境計画国際環境技術センター (UNEP-IETC)

共催:大阪市、(公益)地球環境センター (GEC)

 

  • 廃棄物管理に関する大阪国際会議

4つのセッション(①プラスチックと海洋ごみ、②電気電子機器廃棄物と有害廃棄物、③廃棄物発電、④全体論的廃棄物管理)において、途上国における廃棄物問題とその解決に向けた環境技術、国際機関を含めた官民連携、開発途上国との連携等について議論を行いました。民間企業からは各企業が作り上げてきた環境対応型ビジネス、政府関係者からは各国における廃棄物管理の現状と課題、国際機関や研究機関からは全体論的な廃棄物管理の実施等について紹介がありました。

左より、ロルフ・パエット氏 リギア・ノロンハ氏 酒井伸一氏 IETC所長 キース・アルバーソン氏

 

  • プラスチックごみ問題に関する国連環境計画シンポジウム ~海洋プラスチックごみ削減をめざして~

本シンポジウムは、海洋プラスチックの削減に向けた廃棄物管理の重要性を国際的に発信することを目的とし、廃棄物管理に関する大阪国際会議一部として開催しました。本シンポジウムでは、国内・海外(特に途上国)のプラスチック廃棄物をめぐる現状・課題やその対応策についての知識を深めるとともに、海洋環境に悪影響を与えるようなプラスチック廃棄物の排出防止や、その適正な管理の重要性を議論を行いました。また、シンポジウム冒頭では、書家の岡西佑奈氏によるライブパフォーマンスが行われ、「持続可能な地球へ」とのメッセージが壇上のパネルに記されました。本シンポジウムには250名を超える参加者が集まり、G20大阪サミット及び関係閣僚会合に向けてメッセージを伝達しました。なお、本シンポジウムは外務省と環境省の後援で開催されました。