国連環境計画 国際環境技術センター(UNEP-IETC)が1992年に大阪に設立されてから、今年で30周年を迎えます。環境を専門とする国連組織であるUNEPが幅広いアプローチで環境問題に取組むなか、当センターは廃棄物や化学物質の分野に特化した活動を行ってきました。
年々増え続ける廃棄物により汚染されていく、私たちの地球。ごみの量を減らし、出てしまったごみは環境上適正な方法で処分する。そうすることで 地球の未来、自然環境、そして私たち自身の暮らしを守ることができます。
UNEP-IETCは様々な国の政府や地方自治体、学術界、市民社会、民間企業といった幅広いパートナーと連携し、サーキュラーエコノミー(循環経済)の促進や、環境上適正な廃棄物管理を実施するための科学・技術的知識とツール等を提供しています。また、正しいごみの分別・埋め立て処分場の規制・ジェンダー平等な廃棄物管理システムの促進など、様々な方面からインクルーシブに活動しています。
これまで積み上げてきた30年の経験をもとに、UNEP-IETCは次の30年も廃棄物に対する一人ひとりの習慣を変え、ごみゼロを目指して活動をしていきます。