世界廃棄物管理概況(GWMO)は、概況シリーズの第1弾であり、世界の廃棄物管理の状況を全般的に概観しています。その後、これを補完すべく、アジア、中央アジア、アフリカ、ラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)、山岳地域、小島嶼開発途上国(SIDS)など、地域別、テーマ別の廃棄物管理概況が発行されています。地域別の概況では、より深い分析が可能になっており、各地域により適した提言が示されています。
2013年2月に行われた国連環境計画(UNEP)管理理事会は、化学物質および廃棄物管理に関する決議GC 27/12において、「国の政策の計画に指針を与えるために廃棄物の抑制、最小化、管理に関する課題、傾向、政策についての世界全体の概況を策定する」ことをUNEPに求めました。この策定は、「枠外予算の有無に依存し、政府およびステークホルダーと協議しながら」行われるものであり、「利用できるデータ、最良事例、成功談に基づき、物質のライフサイクルや世界化学物質概況およびその他の関連する取り組みを考慮しつつ、既存の情報と重複しないように配慮する」ことが求められています。
国連環境計画国際環境技術センター(IETC)はこの取り組みを主導しています。
- Log in to post comments