3月30日は #ごみゼロ国際デー
"地球の資源を自由に使い、使用後はそのまま自然に捨てるという行動を続けることはできません。私たちの環境問題への責任や、世界中で見られる不平等さにも関わらず、貴重な金属や資源、食料を捨て続けることは、不合理なことです。" - 国際連合事務次長 / 国連環境計画(UNEP)事務局長 インガー・アンダーセン
昨年の国連総会において、毎年3月30日がごみゼロ国際デー (International Day of Zero Waste)となることが制定されました。
環境上不適正な状態でごみを処理・処分することは、様々な地球規模環境問題、すなわち地球三大危機(気候危機、自然危機、汚染危機)を引き起こしています。
2020年、世界では約21億トンの一般ごみが発生し、そのうち45%のごみは環境上不適正な管理において処理・処分されました。ごみの不適正な管理に加えて、私たちの日々の生活の中におけるその消費パターンや、その消費に対応する製造パターンも地球三大危機を悪化させています。
「ごみゼロ」を目指すことで、私たち一人一人の認識や行動、企業の社会的責任における環境対策の強化を促進し、その結果として、私たちの社会は循環型経済へ移行することが可能です。
ごみの発生量を削減することで汚染危機減らし、その行動を未来に伝えていかなければなりません。各国政府や地方自治体、研究機関、非営利団体、民間企業等、地球に暮らす全ての人たちが「ごみゼロ」を目指して、様々な行動を実行する事が鍵となります。
また、「ごみゼロ」の取組を推進することは、持続可能な開発のための2030アジェンダ (SDGs)、特に開発目標11:「住み続けられる、まちづくりを」開発目標12: 「つくる責任 つかう責任」への達成にもつながっています。
ごみ問題について全世界が考える日それが、今年から始まる3月30日の #ごみゼロ国際デー です。
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UNEP国際環境技術センター (International Environmental Technology Centre: IETC) はUNEPの事業計画のうち、廃棄物管理を専門とする世界的な拠点として、環境上適正な廃棄物管理の促進やその各種プロジェクト活動を実施しています。詳細はウェブサイトやSNS (Twitter / Facebook / YouTube ) をご覧ください。
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