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コロナ禍における廃棄物管理の現状と今後の展望に関する報告書

コロナ禍における廃棄物管理の現状と今後の展望に関する報告書

 新型コロナウイルスにより私たちの暮らしは大きく変化しています。世界中の国や地方自治体が人々の命や経済を守ることを優先的に対策を進めているなか、有害廃棄物の管理方法も重要な課題となっています。このパンデミックにより引き起こされている、人や環境に対する長期的なリスクを最小限に抑えるためには有害廃棄物をどの様に管理していくのかを考える必要が大いにあります。

 新たに発表された“コロナ禍における廃棄物管理の現状と今後の展望に関する報告書”においては、医療機関、住居、隔離施設等から排出される廃棄物の管理について現状調査の結果を報告しています。国連環境計画国際環境技術センター及び地球環境戦略研究機関の連携により、特に廃棄物管理の体制が整っていない途上国や都市に焦点を当て、その地域の現状や実施されている有効的な廃棄物管理方法及び技術についてまとめられています。また、政策立案者や現場で働く人々に対して、より良い廃棄物管理方法の推奨もしています

 有害廃棄物処理の現状を理解することで、その知見や技術を最大限に活かす手段を考察し、今私たちが置かれているコロナにおける緊急時はもちろん、今後の収束段階、その後の未来の人々の健康や環境を守っていくことを目指したガイドラインとなっています。

Topics

  • Chemicals & waste