この生ごみの堆肥化に関するガイドラインはUNEP IETC とIGES-UNEP環境技術連携センターによるガイドラインシリーズのひとつとして公開されました。生ごみの堆肥化は環境への負担を抑え、持続可能な社会の実現に貢献する有機廃棄物の管理方法で、優れた技術オプションとして本ガイドラインが作成されました。
国立環境研究所と(一社)廃棄物資源循環学会との共同研究により、アジアの発展途上地域における堆肥化プロジェクト、特に有機廃棄物の分別や都市の固形廃棄物管理施設での好気性発酵に関してまとめられています。当ガイドラインは生ごみの堆肥化に関する知識が浅い、または初めて検討するという現場レベルの政策立案者や意思決定者に向けた資料となっています。また、堆肥化プロジェクトを導入する際に重要となるプロジェクトの評価基準や準備段階での流れに関する紹介も含めた便利なツールキットとしても参照していただけます。