2011年9月20-21日、海洋ごみに関するNOWPAPの地域行動計画(RAP MALI)の一環として、毎年恒例の国際海岸クリーンアップ(ICC)キャンペーンと海洋ごみ防止・管理のワークショップが中国江蘇省の連雲港で中国環境保護部、江蘇省環境保護局、連雲港市、NOWPAP地域調整部(RCU)の協力のもとで開催されました。ワークショップにはNOWPAP参加国の代表(NOWPAP海洋ごみ担当やICCコーディネーターを含む)、NOWPAP地域活動センター(RAC)、オーシャンコンサーバンシー、そして地元の人たちや専門家、NGOなどが参加し、海洋ごみの管理についての政策や、市民参加、民間の関わりについて重点的に話し合い、情報を共有しました。参加者たちは、この地域で情報交換と効果的な事例の共有、ICCの更なる促進などの海洋ごみに取り組む努力を継続する事に同意しました。
ワークショップと併せて、9月20日には地域行動計画の担当者会議が開催され、年末に開催予定の第16回政府間会合に提出される、2012-2013年度のNOWPAPのRAP MALI行動計画や予算について話し合われました。
ワークショップの翌日、参加者たちは200名の地元ボランティアとともに海岸清掃を行い、集められた75kgあまりのごみは、分類された後に、オーシャンコンサーバンシーのICCデータカードに記録されました。最も多く集められたごみは、たばこの吸い殻・コップ・蓋でした。
このイベントは中国、日本、そして国連環境計画の支援により行われました。次回のNOWPAP ICCキャンペーンとワークショップは2012年ロシアで開催される予定です。