特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)
特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)は、環日本海環境協力センター(NPEC)の誘致を受け、日本の環境省の後援の下、CEARACは1999年富山市に設立されました。海洋生物多様性や陸上起因の海洋汚染を含む沿岸・海洋、それに関わる淡水の環境状況の調査を行う地域活動の調整を行います。CEARACはまた、汚染物質がもたらす生物学的な影響のモニタリング、モニタリング目的のリモートセンシングの活用、新しいモニタリング技術の活用を含む、ツールの計画開発や調査方法の開発を行っています。現在行っている活動は海洋・沿岸生物多様性、有害藻類、富栄養化地区と、マイクロプラスティックを含む陸上起源の海洋ごみの調査に重点を置いています。海藻の分布を対象とした新しいモニタリングツールの開発、リモートセンシングの地域的能力の向上も継続しています。
富山県富山市牛島新町5-5 CEARACについてはこちらから |
データ・情報ネットワーク地域活動センター(DINRAC)
DINRACは、中国、北京の環境保護部(MEP)中国-アセアン環境協力センター(CAEC)内に設立されました。その目的は、地域内のデータ・情報交換ネットワークの構築、NOWPAP地域の地域協力と、海洋・沿岸環境情報の交換を促進し、そしてNOWPAPの情報センターとなることです。
NOWPAPの様々なデータベースや出版物、GISベースマップや情報をポータルサイトに管理しています。2017年には、以前は日本の環日本海環境協力センター(NPEC)が担当していた「海洋ごみのグローバルパートナーシップ」の北西太平洋地域担当に加盟国より任命されました。
No.5 Houyingfang Hutong, Xicheng District,Beijing, 100035 DINRACについては、こちらから |
海洋環境緊急時準備・対応に関する地域活動センター(MERRAC)
MERRACは、国連環境計画と国際海事機関の共同センターとして、油や危険・有害物質(HNS)の流出などの海洋汚染事故に対応する効果的な地域協力体制の構築を目的として、韓国大田市、韓国海洋科学技術研究所/韓国船舶海洋工学研究所(KRISO/KIOST)に設立されました。また、海洋起源の海洋ごみについての情報の収集や、調査も実施します。
MERRACは、NOWPAP MERRACの担当者会議や、所轄官庁担当者会議、専門家会合や、NOWPAP油・危険物質流出緊急時計画の事務局を務め、さらにはスペシャルプロジェクトの管理を行っています。
P.O. Box 23, Yuseong, Daejeon 305-343 Republic of Korea MERRACについてはこちらから |
汚染モニタリング地域活動センター(POMRAC)
POMRACはロシア、ウラジオストックにあるロシア科学アカデミー極東支局 太平洋地理学研究所に設立され、汚染物質の大気沈着や、河川から海洋・沿岸環境への直接流入などへの共同対策を責務としています。
また、2007年から統合沿岸・河川流域管理に関するプロジェクトを開始しました。環境質目標(ECOQOs)と指標の開発に関するNOWPAP活動の調整や、「海洋・沿岸環境報告書State of the Marine and Coastal Environment Reports」を定期的に発行しており、最近では、NOWPAP地域内の河川流入によるマイクロプラスティックの調査を含む海洋ごみ問題についての活動も始めています。
7 Radio Street, Vladivostok 690041 Russian Federation POMRACについてはこちらから |