私たちの住む地球は、年々増加する廃棄物によって汚染されつつあります。私たちは、廃棄物の量を減らし、環境に配慮した方法で廃棄物を処理しなければなりません。そうすることで、地球の未来、自然環境、そして私たち自身の生活を守ることができると考えます。
UNEP-IETCは以下のビジョンを掲げ、持続可能な廃棄物管理のための支援を続けています。
1. 環境に配慮した廃棄物管理を専門とする機関としての役割を果たす。
IETCは、官民パートナーシップを超えたマルチステークホルダー・アプローチをとり、国や地方自治体、廃棄物管理産業、民間セクター、市民社会組織間のセクターの分野を超えた対話、協力、調整を促進します。
2. 社会的に疎外され、不利な立場にある人々の支援をする。
IETCは、女性、子供、廃棄物セクターのインフォーマル労働者など、最も社会的に疎外され、不利な立場にある人々を支援します。また、廃棄物管理への彼らの積極的参加を促進し、包括的廃棄物管理のために、人権に配慮したアプローチを積極的に取っていきます。
3. 廃棄物に関する政策・技術・専門知識を含む環境に配慮した廃棄物管理に関する知識の拠点になる。
IETCは、特に途上国の国や地方自治体、民間セクター、市民社会組織における知識・技術の移転に積極的に関与します。
4. 途上国の政府に対して、環境に配慮した廃棄物管理への転換を支援する。
今後IETCは、国連加盟国が直線的経済から循環型経済、そして廃棄物ゼロに移行することを支援します。
5. 汚染者負担原則(Polluter pays principle)を念頭に置き、廃棄物の上流と下流の両方の管理を統合し、全体的な廃棄物管理システムを構築する。
製品バリューチェーンのステークホルダーは、廃棄物の発生に責任があり、その管理について説明責任を負うべきであると考えます。IETCは、廃棄物の削減、再利用、リサイクルのために、これらの関係者とより緊密に連携していきます。